横浜国立大学 理工学部/理工学府 関口研究室 スピントロニクス研究室

コアタイム


コアタイムはありませんが、週に一度のゼミに参加する必要があります。


朝から研究する人もいれば、夜中に来る人もいるため、自分ペースで自由な時間に研究を進めています。




普段の過ごし方


とある学生の実験日のタイムスケジュールを紹介します。
10:00~ 登校・掃除
10:30~ 実験準備・実験
12:30~ 昼飯
13:30~ 実験
15:30~ 結果解析
17:00  帰宅


実験はオートメーション化されているため、実験最中は資料作成や研究室メンバーとしゃべったりしています。
昼食は学生室で食べることが多いです。研究室の近くにスーパーマーケットやお弁当屋があり、コスパよくお昼ご飯の調達ができます。
忙しい時期には、夕飯も研究室の友人と食べてそのまま残って実験することがあります。

飲み会について


歓送迎会や忘年会など定期的に飲み会が開催されます。もちろん参加は任意です。
店舗に行くこともあれば、研究室で行うこともあります。
研究室ではポットプレートや鍋、たこ焼き器などの調理器具が豊富であり、お肉を焼いたり、すき焼きをしたりしています。
お酒を飲めない学生もいるため、ソフトドリンクも充実しています。
。飲み会は突発的に開かれることもあり、同期だけでなく、教授や先輩・後輩との親睦が深められる良い機会となっています。
また、他の研究室との交流会も定期的に行っています。


パソコン


多数の高性能なWindowsデスクトップPCが使用できます。これらのPCは、優れた処理能力を誇る高精度なCPU(12世代 Core i9など)とGPU(RTX 3080など)を搭載しています。
使用用途としては
  • マイクロ磁気シミュレーションや機械学習
  • CADソフトを使ったナノスケールのデバイス設計
  • Adobe IllustratorやIgorを活用した図表作成
  • ShadeやFusion360を使用して立体的な3Dイメージを作成
  • 3Dプリンターによる実験器具の作製
  • などが挙げられます。

    また、大画面モニターや高速回線により、快適な操作環境であり、最新のAI技術であるChat-GPTなども積極的に取り入れ、高水準な研究を推進しています。


    研究室の綺麗さ


    他の研究室と比べてもかなりきれいな方だと思います。
    掃除は、週に一度全員が研究室にいる日に行ったり、きれい好きな人が多いので疲れた時に気分転換で掃除機かけたり、消毒したりと常に清潔に保たれています。
    また、空気清浄機が各部屋にあるので夏でも冬でも快適に研究に励むことができます。

    研究のための道具、掃除用具、パソコンなどの備品もきれいに整頓されており、観葉植物や壁には装飾がされており、おしゃれな雰囲気になっています。

    装置については、実験室には多くの測定系が並んでおり、オシロスコープなどの測定器と実験のための備品も充実しているため自由に実験ができます。
    また、専用のクリーンルームでリソグラフィー、スパッタリング、蒸着などで実験のための試料をつくることができます。

    研究室に入ってからの流れ


    新規配属の3年生は卒業研究に向け4年生になるまでの半年間で以下のことを行います。

  • 週1回のゼミへの参加
  • スピントロニクスに関する教科書を用いた勉強会
  • 卒業研究に関する先行研究の発表(1月中旬)

  • 新規配属者には同じ研究分野の先輩が必ず1人つくため安心して研究を行うことができます。

    ゼミについて

    週に1回、13時から2時間程度のゼミがあります。
    ゼミでは約3人の学生が研究の進捗状況について日本語で発表を行い、教授も含めた全員で議論します。
    同じ研究室であっても一人ひとり研究テーマが異なるため、みんなで情報交換を行うことで、よりスピントロニクスについて理解を深め、自分の研究にも生かすことができます。
    発表回数は学期ごとに3回程度です。

    学会について

    これまで沖縄やプラハ、マドリードなど国内外様々な場所で開催された学会に出席しています。
    オンラインで開催される学会も増えていますが、現地参加では他の研究者と交流を深め、空き時間を利用して観光することもできます。
    研究成果次第では論文投稿を行い、自身の成果を世界へ発信することができます。
    なお、学会発表や論文投稿は任意ではありますが、修士課程では卒業要件を満たすため学会発表を行う必要があります。

    イベント

    毎年、新規配属の際には研究室のみんなで楽しめるイベントを企画しています。これまで大山登山や鎌倉へハイキングに行きました。
    最近では月に一度、体育館を借りてバスケットボールやフットサルなどの運動を行っています。
    運動不足の解消により、心身ともに健康な研究生活を維持しています。
    (イベント参加はもちろん任意です。)

    博士進学について

    海外で研究活動する上では博士号を持っていないと相手にしてもらえない??

    博士進学の勧め
    ↑ここをクリック

    就職について

    ほとんどは修士卒で、理系就職が主な流れですが、文系就職も何人かいます。卒業生の就職先を紹介します。    

    NTTDocomo
    NTT東日本
    Microsoft
    富士通
    野村総合研究所
    リクルート
    HONDA
    BOSCH
    日立ハイテク
    KIOXIA
    パナソニック
    村田製作所
    ソニーセミコンダクタソリューションズ
    東邦レコード
    朝日レコード
    信長出版

    などがあります。

    院試の勉強

    横浜国立大学大学院理工学府の入試は特別選抜と一般選抜があります。
    特別選抜の場合、面接で自身の研究計画を発表します。対して一般選抜の場合、筆記試験と面接があります。
    入試の数ヵ月前から試験対策を優先して行っています。
    試験の傾向などを先輩に質問しながら勉強を行っていました。

    バイト

    バイトと研究生活の両立は可能であり、学生の半数以上がバイトをしています。
    修士課程からはティーチング・アシスタント(TA)を行うことができ、大学内での勤務なので授業の空き時間を利用してバイトができます。
    また、博士課程では非常勤講師として授業を行っている学生もいます。

    外部からの進学

    当研究室では外部(高専等)からの進学実績があり、学生の受け入れが可能です。
    事前の研究室訪問と入試の対策を計画的に行いましょう。
    アニメ「呪術廻戦」より引用